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自動車用タイヤ


<タイヤの構造>

タイヤには、大きく分けて2種類の構造を持ったタイヤがあります。

タイヤの接地面と側面を構成する繊維層(カーカスコード)が、タイヤの回転方向に対して垂直になっている「ラジアルタイヤ(以下ラジアル)」と、カーカスコードを交差させる形で斜め方向になっている「バイアスタイヤ(以下バイアス)」です。

・バイアスタイヤ

一般的にいって、バイアスは柔軟性があり居住性(俗にいう乗り心地)に優れますが、耐摩擦性に劣り、横から力を受けると路面接地面が浮き上がる為、コーナーリング性能が低く、また同様の理由により遠心力がかかる高速走行が苦手とされています。



・ラジアルタイヤ

一方のラジアルは、側面が柔らかく路面に設置する部分が固い為、横から力を受けた時には側面が変形して接地面を守り、上下の力に対しては、変形せずにしっかりと支えるのが特徴です。
なのでバイアスに対して操縦性・走行安定性が優れており、更にトレッド変形が少なく耐摩耗性に優れ、タイヤ自体の発熱も少ない等の利点がありますが、バイアスに比べ高価となります。



・その後の傾向と現在

かつてはタイヤといえば、普通はバイアスタイヤを指していましたが、ラジアルタイヤは1947年にミシュランが最初に実用化し、レースには1978年のF1で使われたのが最初でした。
その後ラジアルの耐久性や操作性が向上し、大量生産による量産効果で価格も下がった為に、車やバイクでは現在ほとんど全てがラジアルであり、バイアスはスペアタイヤや小型バイク、農業機械、建設機械、大型車両等の一部に使われる程度になりました。

またかつては、タイヤの内部に空気を閉じ込めるチューブを入れる事を前提とした「チューブタイヤ」が主流でしたが、現在はホイールとタイヤのみで空気を保持する「チューブレスタイヤ」が主流となっています。

ただし現代でもチューブタイヤは、自転車やオフロード・トラッカー系のバイクや旧車風のバイク、果てはトラクター等の一部の農業機械や一部の建設機械で使われ続けています。
これはホイールリムをスポークが貫通している事や、空気圧を低くセッティングする等の理由により、ホイールとタイヤのみでは気密を保てない為です。




<タイヤサイズの表示>

乗用車用や商用車用など、種類によって表示の仕方が違うのですが、基本的な乗用車用タイヤで表示の説明をします。

タイヤの側面には、メーカー名や商品(ブランド)名の他にも様々な表示があり、タイヤサイズはタイヤの横(サイドウォール)に、「205/65R15 94H」のように表示されています。




タイヤサイズの例

205/65 R 15 94 H

・・・・A   B C D   E F

235/45 ZR 17
・・A   B  G  D

165 S R 13
・・ A  F C  D

タイヤ幅の呼称(mm)

扁平率(シリーズ、%)

ラジアル構造

リム径の呼称(インチ)

ロードインデックス(LI)

速度記号

速度カテゴリー



詳しい詳細は下に記載。





タイヤ幅

数字が大きくなる程、タイヤが太くなります。
タイヤが太くなるとグリップ力が増し、安定性や走行性能が上がりますが、路面抵抗や重量が重くなるので燃費が悪くなる傾向にあります。

太すぎたり細すぎたり、車のパワーや車重などに見合っていないサイズだと、走行性能は低下します。また、ホイールのリム幅に合ったものを選ばなければ危険です。

ミリメートル単位での表示で、例えば「205」だとタイヤ幅が205mmという事になります。

扁平率

扁平率とは、タイヤの幅(W)に対する、ホイールから接地面までのタイヤの高さ(H)の比率を表す数値です。

数値が低ければ低い程、横から見た時にタイヤの厚さが薄くなります。
低扁平率(タイヤが薄い)だと、コーナーリング時に横からGがかかっても、タイヤの変形度合いが少ない為、走行性能が高まります。

また見た目も格好良くなりますが、乗り心地が悪くなる傾向にあり、わだちにハンドルが取られやすくなります。
単位はパーセント表示で、扁平率が同じタイヤの総称を「シリーズ」といいます。(例:65シリーズ)





ラジアル構造

「R」とは、ラジアルタイヤを示します。




リム径

タイヤの内側の大きさの事で、ホイールのリム径に合わせて選ぶ必要があります。 ホイールとのリム径が異なると、タイヤを取り付ける事は出来ません。

単位はinch(インチ)表示で、1インチ=2.54cmとなります。




ロードインデックス

LIは規定の条件下で、そのタイヤが耐えられる最大負荷能力を示す数値です。
60〜121までの数値があり、それぞれの数値に何kgまで耐えられるかが振り分けられています。

 LI・ ・  負荷能力(kg)
60       250   
61       257   
62       265   
63       272   
64       280   
65       290   
66       300   
67       307   
68       315   
69       325   
70       335   
71       345   
72       355   
73       365   
74       375   
75       387   
 LI・ ・  負荷能力(kg)
76       400   
77       412   
78       425   
79       437   
80       450   
81       462   
82       475   
83       487   
84       500   
85       515   
86       530   
87       545   
88       560   
89       580   
90       600   
91       615   
 LI・ ・  負荷能力(kg)
92       630   
93       650   
94       670   
95       690   
96       710   
97       730   
98       750   
99       775   
/ 100         800    
/ 101         825   
/ 102         850   
/ 103         875   
/ 104         900   
/ 105         925   
/ 106         950   
/ 107         975   
 LI・ ・  負荷能力(kg)
108       1000   
109       1030   
110       1060   
111       1090   
112       1120   
113       1150   
114       1180   
115       1215   
116       1250   
117       1285   
118       1320   
119       1360   
120       1400   
121       1450   







速度記号

規定の条件下で、そのタイヤが走行できる最高速度を示す記号です。

最高速度とは、そのタイヤを装着した時、平坦な舗装路面において出す事が可能な速度をいいます。その速度以上は例え車の性能的には出す事が可能であっても、タイヤバースト等の危険性があります。

 速度記号  最高速度(km/h)
L          120   
M       130   
Q       160   
R       170   
S       180   
 速度記号  最高速度(km/h)
T         190   
H       210   
V       240   
W       270   
Y(Y)      300(300km/h超)





速度カテゴリー

 速度カテゴリー  最高速度(km/h)
・  ・ SR           180   
・  ・ HR         210   
・  ・ ZR         240   

注1) 速度記号、または速度カテゴリ表示のないタイヤの最高速度は160kmとなります。

注2) 冬用タイヤの最高速度は、速度記号が表示されている場合、その速度記号によります。速度記号が表示されていない場合は最高速度は
・  ・160km/hです。

注3) 「T」タイプ応急用タイヤの最高速度は130km/hとなります。




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