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エアロパーツ


エアロパーツ(略、エアロ)とは、主にクルマの外観の印象を、レーシーでより美しいスタイリングに変えたり、走行時に車体が受ける気流を整え、抵抗(ドラッグ)を少なくしたり、エンジンの冷却効率を高めたり、ダウンフォースを発生させるエクステリアパーツです。

エクステリア全体を整形していなくても、基本となるエアロを全て装着していれば「フルエアロ」と呼びます。
またエアロを装着する事を、「エアロ化」と呼び、基本となるエアロパーツ(フロント、サイド、リアの3点)を全て装着する事を、「フルエアロ化」とも呼びます。

エアロとは本来、高速走行時に車両に働く揚力を減少させ、車両を安定化させるものの事を示します。そのような効果のないエアロは、単なる飾りとなります。


■主な種類と、その効果 (参考車:blaze stream FTO)

・                                             ・GTウイング                
/ フロントスポイラー                                リアウイングは車体後方上部に装着し、後方にできる渦
フロントバンパーの形状を最適化し、ボンネット上部に抜ける気流を                の発生を抑え、スムーズに気流を受け流す整風効果を
調整します。                                                    持ちます。                           
・・フロントバンパーと一体式になったものは、「フロントバンパースポイ                   さらにリアウィングは、ダウンフォースにより主に後輪のグ
ラー」と呼び、バンパー下部に装着するものを、「フロントアンダース                  リップ力を増大させる効果が期待できます。        
ポイラー」「フロントハーフスポイラー」「リップスポイラー」「チンスポイ                                                    
・・ラー」等と呼びます。                                              GTウイングは、当時の全日本GT選手権(現、SUPER GT)
・                                                          等のGTマシンのリアウイングをユーザーカーにフィードバッ
離対気流等、車体進行方向前方から気流を最も受けるパーツです。                クしたものである為に、このような名称で呼ばれます。・・
・           ・ サイドスポイラー                                 リアスポイラー
・            ・ 「サイドスカート」「サイドステップ」「サイド                  リアハーフ、リアアンダーとも呼ばれます。リアバンパー・・
・            ・ エアダム」とも呼ばれます。                          の形状を最適化し、後方にできる渦の発生を抑えて、ス ・・
・                                                   ・ ムーズに気流を受け流します。・          ・
両サイドに装着し、車体横に流れ込む風を                                       
・             ・ 効率よく後部に受け流す働きをします。                    リアバンパーと一体式になったものは「リアバンパースポ
・                                                      ・ イラー」と呼び、リアバンパー下部に装着するものを「リア
・                                                        ・アンダースポイラー」「リアハーフスポイラー」「リアスカー
・                                ・ト」等と呼びます。



■その他のエアロパーツ

ルーフウイング

テールゲートスポイラーとも呼ばれ、ハッチバック車の後部ガラス上端部にスポイラーを設けるものです。

ハイマウントストップランプを内蔵する事もあり、ハッチバック車の後部は大きな窓ガラスで占めていますが、整風効果により降雨時の後方視界の確保に効果的に作用します。













リヤデフューザー

車体下部を通る風を、バンパー下部から効率良く抜く事により、地面効果の作用を強めようとする整風板。

レースカーでは様々な工夫が見られる箇所でありますが、市販車程度の車高があると地面効果は働かず、市販車ではドレスアップに過ぎません。

ですが装着する事により、スポーティーで洗練されたデザインに変化します。










エアロガーニッシュ

グリルガーニッシュとも呼ばれます。
グリル部に装着し、エンジンルーム内に進入する気流と受け流す気流を調整し、一定の冷却効果を狙った物もあります。

エアロガーニッシュは一見して、ドレスアップの目的のみに装着されると考えられる場合が多いですが、実際にはサイドスポイラーより気流の影響を受けるエアロパーツとして知られ、各メーカーでは度重なる風洞実験を繰り返しながら設計されます。

ラジエターがフロントグリル後部に設置されているタイプの自動車においては、開口部の大きさに重きが置かれ、アンダーグリル部にラジエターが装着された自動車は、ボンネット上部に風を受け流すパーツとして、その角度に重きが置かれて設計される場合が多いです。
カナード

スラストスポイラーとも呼ばれます。
主にフロントの浮き上がりを抑え、離対気流の発生を防ぎます。

カナードはフロントの左右に装着される羽のようなもので、場合によっては人を傷つける恐れがある事から、基本的に公道では使用できません。
公道で使用するにはR(アール)をつけたり、縁に5r以上のゴムモール等を巻くなどの処置をする必要があります。
(運輸局により解釈は違います。)









エアロミラー

純正のドアミラーは形状的に風切り音を誘発しやすい事から、主にその風切り音を防止します。

可倒式(または脱落式)でなければ、公道で使用する事は出来ません。




















<素材>

エアロパーツの材質は主に合成樹脂ですが、レースカー用のエアロには、より軽く高剛性のガラス繊維強化プラスチックや炭素繊維強化プラスチックが用いられる事が多いです。
しかしこれらの素材は割れやすい為、現在販売されている一般車向けのエアロパーツの大半は、強度や衝撃吸収力等の観点からポリウレタン系素材を用いて真空整形により製造されています。



<注意点>

パーツを装着後、車両の全長など車検証の記載内容から一定範囲を超えた場合には、車検の更新が受けられない場合や検挙の対象になる事もあるので、市販品といえども注意が必要です。

一般市販車向けとして販売されているパーツは、小企業、零細企業、あるいは個人工房などが、ドレスアップ性を重視して製作しているものです。

CAD(コンピュータ支援設計)を用いた空力設計や、風洞による空力の検証などはほとんど行われないので、ダウンフォースが増えないばかりか、かえってドラッグを増す結果にもなりかねず、本来の空力的な効果は期待できないと割り切った方がいいですが、開口部の面積によっては冷却性の上昇が見込めます。
会社によっては、スーパー耐久、スーパーGT等で得られたデータを基に作成している所もあります。




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